編んだものを意味する「ニット」とは

泉州ニット協同組合 事務局
2014.10.21
ニットはknitやknitting、knitted goodsの総称で、編んだものを意味します。

編み物、メリヤス、ジャージなどもニットの仲間ですが、これらの違いは、編み物は手編み、メリヤスは機械編み、ジャージは外衣用の編み物になります。布地に織物と編み物があり、織物には縦糸、横糸が相互に一定角度で工作されているもので、編み物は1本あるいは2本以上の編み糸を使って、輪奈を作ってここに連ねていく方法をいいます。連続的に輪奈を作って布地を編んでいく方法を繰り返すことがニットにあたります。

ニットはもともとアラビアの遊牧民が完成させたもので歴史も古いのですが、今では手編みと機械編みの2つが主流です。ニットの網目は、よこ編みとたて編みに大別され、よこ編みの場合は編み終わりからほどけやすい性質がありますが、たて編みよりも伸縮性に長けています。ニットは網目で作られていますので、伸縮性が大きく、ドレーブ性があること、しわになりづらいこと、ソフトで風合いがいいこと、カジュアルに長けていること、成形製品ができることがメリットとしてあげられています。逆にほどけやすく、型崩れしやすいというデメリットもあります。

最近は家庭でも気軽にお手入れできるおしゃれ着洗剤も販売されており、ニットをより楽しめるようになっています。ジャージやカットソーも同じニットの仲間として親しまれており、子どもから大人までニットを愛用している人は多いことでしょう。ニットの中には通気性に優れたもの、保温性に優れたものなどさまざまな種類がありますので、季節や場面に合わせたニットを選んでみてはいかがでしょうか。

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