ニットの起源 ~紀元前1世紀頃にはニットが存在したって本当!?~

泉州ニット協同組合 事務局
2014.10.20
ニットは紀元前1世紀頃に、すでにエジプトにあったといわれています。エジプトの古墳からは織物、あるいは編み物と区別のつかないものとして出土しており、本格的に、手編みのニットとして出現したのは、アラビア遊牧民だとされています。その起源は紀元前2~3世紀ころといわれており、エジプトからスペインを通じてヨーロッパ全土に広がったとされています。

機械で編み始めたのはイギリスのウィリアム・リーという牧師が最初で、1589年に靴下を編む妻を見て、編み機を発明したといわれています。

ニットというと多くの方がセーターを連想しますが、編み物、編んだ服や布地という意味から、セーターを含む編み物全般といったほうが正しいでしょう。英語ではknitという動詞があり、編み物をする、という意味を持っています。名詞の編んだものや形容詞の編まれた、という意味のメリヤスという言葉がありますが、現在のニットと区別する方法は定まっておらず、アンダーウェアをメリヤスということもあります。

ニットがブームになると、以前はメリヤスと同様に扱われていたニットもアウターに使われるようになり、独立してニットという言葉になりました。意外なところで見ると、実はジャージもニットの仲間で、ジャージには編んだ生地を裁断し、縫製して衣服にしたもの、という定義があります。ほかにも編まれた生地を意味するカットソーや毛糸などで作ったセーターなどがニットの仲間になります。

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